関西部会

異文化経営学会 第4回関西部会(2016年度第2回)研究会のご報告

2017/02/18
理事・関西部会長 古沢 昌之(大阪商業大学)

去る2月18日(土)、大阪商業大学(大阪府東大阪市)にて、2016年度第2回関西部会が開催され、26名が参加した。

当日は、古沢部会長の開会挨拶の後、第一セッションとして大阪商業大学の鏑木義博先生より「異文化対応で問われる国際人の資質―インドにおける松下電器(現パナソニック)の取組みを中心に―」をテーマに報告がなされた。インド松下電器の副社長を経て、インド・パンジャブ大学にて博士号を取得された鏑木先生ならではの理論と実践の両側面を踏まえた研究発表であった。なお、鏑木報告に対しては、一般社団法人日本在外企業協会の古賀賢次先生が司会・コメンテーターをお務めいただいた。

続く第二セッションでは、大阪商業大学の安室憲一先生のコーディネートのもと、公益財団法人関西生産性本部の辻本健二先生が「生産性運動と日本的経営―日本的経営は世界に通用するのか―」と題してお話しいただいた。辻本先生は、生産性運動一筋50年のキャリアを有し、『和英対訳ミドルが書いた日本の経営』(日本経済新聞社)を上梓された方であるだけに、日本的経営の有効性について熱く語られたのが印象的であった。

両報告に対しては、各々フロアとの意見交換の時間が設けられたが、非常に活発な議論が繰り広げられた。そして、最後は馬越恵美子会長(桜美林大学)から総括コメントを頂戴して閉会した。

研究会の後は、大阪商業大学「アミューズメント産業研究所」の見学を経て、U−コミュニティホテルでの懇親会を開催し、和やかなムードの中、散会となった。

なお、2016年度の関西部会では、第1回目を「異文化経営と英語力」をテーマにした統一論題形式で、第2回目を上記のとおり自由論題形式で実施したが、いずれも多数の参加者を得ることができた。次年度も2回の研究会を開催し、関西部会の一層の活性化を図りたいと考えている。会員の皆様のより一 層のご支援とご参画をお願い申し上げる次第である。



と き 2017年2月18日(土) 14:00〜19:45
ところ 大阪商業大学 4号館「442教室」

内 容

1. 開会挨拶 14:00〜14:05

大阪商業大学 古沢 昌之 氏(本学会理事・関西部会長)

2. 研究報告 ① 14:05〜15:15

(報告=40分、コメント=5分、コメントへの応答=5分、全体質疑応答=20分)
・報告者 大阪商業大学 鏑木 義博 氏
・テーマ 「異文化対応で問われる国際人の資質―インドにおける松下電器(現パナソニック)の取組みを中心に―」
・司会・コメンテーター 一般社団法人 日本在外企業協会 古賀 賢次 氏

3. 研究報告 ② 15:30〜16:40

(報告=40分、コメント=5分、コメントへの応答=5分、全体質疑応答=20分)
・報告者 公益財団法人 関西生産性本部 辻本 健二 氏
・テーマ「生産性運動と日本的経営―日本的経営は世界に通用するのか―」
・司会・コメンテーター 大阪商業大学 安室 憲一 氏(本学会理事)

4. 総括コメント 16:40〜16:45

桜美林大学 馬越 恵美子 氏(本学会会長)

5. 大阪商業大学「アミューズメント産業研究所」見学 17:00〜17:30

6. 懇親会 17:45〜19:45

(場所:U−コミュニティホテル2F「花園」)



以下の画像をクリックすると大きなお写真をご覧いただけます。


* * * * * * * * * * * * * * * *
<<関西部会一覧へ戻る
このページのトップへ▲