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Women in Leadership (WIL)
異文化経営学会 Women in Leadership (WIL) 趣意書
1. 趣旨
昨今、社会の各方面で女性のリーダーが活躍するようになった。リーダーシップには様々な定義があるが、総じて、組織やチームのリーダーが、目標達成に向けてメンバーを導く能力や影響力、統率力、指導力などを指している。女性はリーダーには向いていない、という考え方があったことも事実である。実際にリーダーである女性が職務をうまく遂行できなかった場合、その原因をジェンダーに求めることも、少なからずあった。こういった偏向した考え方がすべて一掃されたかというと、必ずしもそうではない。その現実を解明するためにはどうしたらよいか。過去の文献を渉猟し、仮説を立てて調査を行っても、答えは見つからないだろう。
そこで異文化経営学会では、新たにWomen in Leadership(WIL)を立ち上げ、現実にリーダーとして日々、活躍している女性たちが、いかにリーダーシップを発揮しているか、これまでどのようなキャリアを積み上げてきたのか、などについて、直接、話を聞くセッションを開設する。
男女を問わず、社会をよりよい方向に牽引するリーダーシップを学びたいと思う研究者、実務家、院生、学部生、その他あらゆる社会人に広く開かれたセッションとする。 女性のための女性のセッションではないことを明言したい。これは男女を問わず、すべての方々のためのセッションである。
地球上の人口の半分が女性であるのに対し、特に日本では意思決定層にいる女性が少なすぎる。これは個々人のみならず、社会全体の機会喪失で、あまりにももったいないではないか。
異文化経営学会はパーパスを掲げている。
「私たちはインクルーシブで活発な学会活動を通じて、文化、国籍、言語、ジェンダー、宗教、年齢、障害などのあらゆる枠を越え、すべての人が生き生きと活躍する社会を創出し、豊かで平和な社会と人々の幸せを目指します」。 本セッションはまさにこのパーパスが目指すところと合致している。生きたロールモデルを中心としたセッションに参加した方々が、自らや周囲のキャリアの育成においてモティベーションをアップすることができ、ポジティブマインドを得て、世の中を活性化することができれば、との願いがある。WILの設立により、異文化経営学会がさらに社会に開かれ、貢献できると信じるものである。
2. 本セッション(WIL)の特徴
1)対面での開催、または、ZOOMによるオンライン開催とする。開催頻度は不定期とする。
2)招聘講演者に登壇いただき、講演およびパネルディスカッションを行う。
3)設立時点でのセッション担当理事は、岩垂理事とイネステーラー理事である。
4)ディカッションや質疑の時間を多く設け、参加者との意見交換と交流を図る。
5)セッションの内容については、必要に応じて、学会誌『異文化経営研究』に報告を載せる。
以上
2024年10月
発起人 馬越恵美子 岩垂好彦 イネステーラー章子