アーリーステージ・リサーチ(ESR)セッション

2024年度第2回(通算第5回)アーリーステージ・リサーチセッション報告

2024/11/16
明治大学商学部/異文化経営学会幹事 鈴木仁里

2024年10月17日(木) にZoomオンラインにて今期、第2回目となるアーリーステージ・リサーチセッションが開催された。当日は3件の研究報告に対し、3名のコメンテーターが司会を担当し、コメントおよび質疑応答の時間が設けられた。

第一報告は、熊野栄氏(筑波大学大学院人文社会ビジネス科学学術院人文社会科学研究群国際日本研究学位プログラム博士後期課程)による「男性客室乗務員の就業経験に関する研究 ―外資系航空会社におけるジェンダー意識を中心に―」のご報告、第二報告は、野口麗奈氏(早稲田大学大学院商学研究科研究生)による「組織アイデンティティが日本の中小企業の海外進出決定に与える影響 ー新たな視点からのアプローチー」のご報告、第三報告は、張文馨氏(拓殖大学大学院商学研究科商学専攻)による「日中高齢者の「ウェルビーイング」に関する研究:「関係性」の視点から」のご報告があり、それぞれが時流を捉えたテーマでありながら、頑強で実績のある理論や概念でその実態を捉え、課題解決のための仮説検証を試みようとする、まさに実務と理論が融合された研究内容であった。

当日は、第一報告の司会を四宮由紀子氏(近畿大学)、第二報告の司会を山部洋幸氏(奈良県立大学)、第三報告の司会を村上嘉代子氏(芝浦工業大学)が務められ、円滑なプログラムの進行と充実した議論が展開された。とりわけ、司会の先生方がコメント冒頭時に、報告者の研究概要や学問分野における当研究の位置づけなどを改めて丁寧に概説された事も大変印象的であり、そこでの学びのポイントもとても多く、その後の議論にも大きく貢献していた。

当セッションも、開催数を重ねていく毎に、学べるポイントの充実化が一層図られている。その背景には、報告者、司会者、参加者の方々の多彩な視点や意見の積極的な共有があると思われる。当学会の競争優位の源泉が当セッションにも着実に根付いているということだろう。



<プログラム>

日時:2024年10月17日(木) 17時00分〜20時10分(Zoomは16:45頃オープン)
場所:オンライン(Zoom)で開催

1. 開会挨拶 17:00-17:05

本学会副会長・本セッションチェア 高橋 俊一(立正大学)

2. 報告1 17:05-18:00 (目安: 報告10分、コメント5分、ディスカッション40分)

・報告者:熊野 栄氏(筑波大学大学院人文社会ビジネス科学学術院人文社会科学研究群国際日本研究学位プログラム博士後期課程)
・タイトル:(仮)男性客室乗務員の就業経験に関する研究 ―外資系航空会社におけるジェンダー意識を中心に―
・司会・コメンテーター:四宮 由紀子氏(近畿大学)

3. 報告2 18:05-19:00 (目安: 報告10分、コメント5分、ディスカッション40分)

・報告者:野口 麗奈氏(早稲田大学大学院商学研究科研究生)
・タイトル:組織アイデンティティが日本の中小企業の海外進出決定に与える影響 ー新たな視点からのアプローチー
・司会・コメンテーター:山部 洋幸氏(奈良県立大学)

4. 報告3 19:10-20:05 (目安: 報告10分、コメント5分、ディスカッション40分)

・報告者:張 文馨氏(拓殖大学大学院商学研究科商学専攻)
・タイトル:日中高齢者の「ウェルビーイング」に関する研究:「関係性」の視点から
・司会・コメンテーター:村上 嘉代子氏(芝浦工業大学)

5. 総括 20:05-20:10

本学会会長 馬越 恵美子 (桜美林大学)


以下の画像をクリックすると大きなお写真をご覧いただけます。


* * * * * * * * * * * * * * * *
<<D&G 部会一覧へ戻る
このページのトップへ▲